クソムシの婿養子生活

二児のパバのクソムシです。毎日の生活で、思うことをひたすらに書きなぐるブログです。

祝! ガンダム40周年! なんで若いやつはガンダム見ないの?

ガンダム好きですか?

僕は好きな方の人間だと思う。
なぜこんな表現になるかと言うと、中途半端だからだ。

これに限ったことではないと思うけど、ガンダム好きだと言うと、他のガンダム好きからめちゃくちゃ高度な知識を披露され、マウントをとられてボコボコされるからだ。

そんなことをされたら、僕の脆弱なメンタルは粉々に砕けてしまう。

だから、こんな感じの言い方にしときます。



ガンダムと言えば、今のちびっこたちからしてみれば、おじさん達が好きなロボットっていうイメージがあるかもしれない。

今の10代でガンダムを見たことがある割合は、27、8%ぐらいだ。

一番見ている40代の80%超えに比べるとかなり差がある。



今年で40周年を迎えたガンダムを支えているのは、子供たちではなく、大人たちなのだ。


なぜここまで、視聴者の割合が違うのか?



一番は、時代の違いがあると思う。


初代ガンダムが放送されていた当時は苦戦していて、平均視聴率が9%ほどで、低視聴率のため打ちきりになっていたらしい。

今の時代だったら、9%は低視聴率にはならないと思うが、このときは違ったのだ。
たとえば同年に放送された平均視聴率は

銀河鉄道999 15%
赤毛のアン 16%
タイムボカンシリーズゼンダマン 18%

というように2桁台は当たり前というかんじだった。

1970年代の娯楽の中心は、テレビだったし、子供の数も今より多いので、このガンダムの視聴率は、高いものではなかった。

しかし、その後のガンプラブームの影響で、再評価され、奇跡の復活を果たした。


その当時のガンプラブームの話は凄まじいものがある。
模型屋に入荷されるガンプラはすぐに売り切れ、抱き合わせ販売などがされたり、
千葉県のダイエーガンプラを買うために子供たち250人が殺到してエスカレーターで将棋倒しになる事故なども発生している。


この時代に、ハマっていた子供がおっさんになった今でもガンダムを愛していて支えているというのもある。

ただ、これだけではなくその後のシリーズがヒットしたり、僕みたいな30代の人間とかは二~三頭身にデフォルメされたSDガンダムがきっかけの人も多い


男に生まれたなら誰もが一度はガンダムのアニメを見たり、ガンプラを作ったりしていると思っていたのだが、今は違うようだ。

無理もないと思う、なぜなら今は娯楽の多様化が進んでいるからなのだ。

インターネット回線の普及や、高速化によってユーチューブや、スマホゲーなど、いつでも手軽に楽しめる遊びが増えたのが、大きな原因だと思う。

しかし、これが悪いことだとは思わない。

それぞれが好きな物を選んで楽しめる時代になったのは、とてもうらやましい。


これだけ娯楽が溢れた時代の若者でも、30%近くが見ているガンダムシリーズは、すごいんじゃないかな?

今はアジア圏でも、ファンが増えている。

今は良くても、新しいファンを獲得できないと、コンテンツとしては衰退していく。

だからと言って、無理に若者を狙いすぎるのではなく、これからは世界に目を向けていく必要が出てくるはずだ。

昔、職場に来ていた台湾人の人とガンダムの話で盛り上がったことがある。

国が違っても好きなものが共有できるのは、それだけで仲間意識がちょっと生まれたりする。



50年、60年と続いていって末永くガンダムを愛していきたいから、バンダイさんにはこれからも頑張って欲しい。