僕はゆずに夢中だった。
今週のお題「わたしの好きな歌」
歌を好きになるきっかけは、なんだろうか?
いろいろあると思う。
なんとなく聞いてるうちに、なぜ好きになったか、気づいてくることがある。
中、高校生時代に僕が好きだったアーティストで、一番思い出があるのは『ゆず』だ。
1996年に結成されたフォークデュオグループゆずの曲は、孤独な少年時代を過ごしていた僕のこころをやさしくつつんでくれた。
イケメンで明るい歌声の、北川悠仁。
見た目は地味だけど、歌声がめちゃくちゃ美しい、岩沢厚治。
この二人の作る曲は、素晴らしいものばかりだった。
僕が一番最初に買ったゆずのCDは、『センチチメンタル』というCDで、8cmシングルの時代から、16cmのマキシシングルに変わりつつある時には出たものだ。
8cmCDは、そのままでは使えないプレーヤーとかがあって、父親のカーステでは、きけなかったけど、マキシシングルは、普通に使えたので、車に乗せてもらうときはいつも、聴いていた。
センチチメンタルの歌詞は、切なさがあり、前向きな気持ちが感じられるものになっている。
ゆずの素晴らしさは歌詞にあると思う。
彼らの書く歌詞は不特定多数ではなくて、一部の人たちに向けて書かれたものだと感じる。
『僕の漫画の主人公』という曲では、冴えない少年が自分の漫画に理想のヒーロー像を描いたり、
『もうすぐ30歳』では、じぶんが30歳に近づいたときの、まわりの変化や、ちょっとした焦りみたいな気持ちを綴っている。
こういったものは、全ての人にささるわけではないけど、共感できるひとには響く曲だと思う。
最近あんまり聴いていなかったけど、また聴いてみようかな。